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【読了報告】まるた曜子『淅瀝の森で君を愛す』
*文字リンクの先はそれぞれテキレボ5のwebカタログページです

今回はまるた曜子さんの『淅瀝の森で君を愛す』(以下「淅瀝」)です。
まるたさんのご本は『僕の真摯な魔女』につづいて二冊目です。
「せきれき」と読むこの見慣れない熟語の意味は、冒頭に書かれています。
(広辞苑からの引用は作者、改行は私によるものです)

 ①雨雪や風の音。
 ②落葉の音。
 ③寂しいさま。
 (広辞苑 第六版)


読前に、あらすじや他の方の感想などから受けた「淅瀝」の率直な第一印象は「重そうなお話だな」という感じでした。
さんずいが並んだ難しい熟語(※アホの見解です)や、青を基調とした美しい表紙絵からも、なんとなく小雨が上がった後の、少しぬかるんだ小道を踏みしめて森へ分け入るような物語を想像していました。
(私にとっては、お話の重さはハードルにならないどころか、むしろ歓迎です。自身が目下軽薄な人生を送り続けているフレンズだからですかね! すごーい!)(※元ネタ知らないフレンズ)

たしかに、子どもに対する性的虐待とアセクシャルを扱った本作は、かなり重いテーマを扱っているといえるでしょう。
しかし、実際に読んだ感想はまた違ったところにありました。
語弊があるのを承知でいえば、私にとって「淅瀝」は、重さはありつつもスリリングで面白い物語でした。
テーマについて言及された素晴らしい感想はすでにいくつか出ていますので、ここでは作品の面白さに主眼を置いた感想を、不謹慎のそしりを覚悟の上で書いてみたいと思います。
もしも、「淅瀝」に対して「重そう」という印象をお持ちのために尻込みしている方がいらっしゃるなら、私の感想にもお目通しいただけたらと思います。

続きからです。
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2017'03'10(Fri)23:16 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲