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【読了報告】柊呉葉・炉端創静『ESTASIA』第一章~第三章
イベントなどで購入させていただいた同人誌の感想はツイッターに流してたんですけども、どうにも長くなりそうな感じがしたのと、流れてしまったら読み返せないな、というのとで、備忘録も兼ねてブログに書くことにしました。
大きなネタバレはしないように配慮するつもりですが、紹介のために作品のあらすじには軽く触れますので、少しも内容を知りたくない方はお気を付けください。

記念すべき(?)一回目は、長い間お世話になっております、柊呉葉さん&炉端創静さんの『ESTASIA』です。
第三章の発行に際して第一章から読み直したので、まとめて感想を書きたいと思います。

あっ、各章のタイトルはこちらです。
 第一章『見えない月の導き』
 第二章『馬車に揺られて』
 第三章『遺跡の地下に眠るもの』
(※私が持っている第一章は古い版なので、現行版とは多少違うところがあるかもしれません)

続きからです。












昨年(2016年)のクリスマスに、あまぶん(※「尼崎文学だらけ」)さんだったかな、今年一番好きだった同人誌を挙げる企画があったと思うんですが

そんなん
ESTASIAの第三章に
きまってる!!!!!(*´Д`)


……と思いつつ、ESTASIAはたぶんあまぶんさんでは売ってなかったと思うので、ここでこっそり叫びます……
あとホント長くお付き合いさせていただいてありがたいことにオフでもお世話になったりしてるので、いまさら私が言っても信憑性ないのかな!? 社交辞令または内輪びいきみたいな感じに見えたりしないかな!? などと心配してしまうのですが、本当です!

だってだってだってずっと待ってたんだもん第三章……(*´Д`)
忘れているお話もあると思うので最初から読み直して(たぶん第一章は五回めぐらい、第二章は三回目ぐらい?)、「ああ~やっぱり好きだ~(*´Д`)」ってなり、初めての第三章で「(*゜ω゜*)!!!!!!」でした。

ESTASIAだいすきです。

この記事で書くべき大事なことは書き終わりました。おわり。




……いやいやいやいや、まだ終われないー!!!!!
私は「ESTASIAの中で誰推し?」とか「好きなシーンどこ?」とかそういうお話ができる仲間がほしいので、つたない紹介ではありますがESTASIAの良さを語らせてください!
\(^0^)/ぼくたちは!
\(^0^)/ESTASIA大好き芸人です!!
(※ちょっとハメを外しすぎな気がしてきました……)


まず『ESTASIA』はざっくりジャンル分けすると、剣と魔法の異世界ファンタジー、になると思います。
各巻の裏表紙には世界地図が描かれていて、いろんな国があることが分かります。
(この地図を眺めてるだけでもわくわくします)
世界設定がすごく丁寧に作り込まれていて骨太なファンタジーになっているのですが、文章は読みやすく堅苦しさは全くありません。

そしてこの世界には、夜空に赤と青、恵みをもたらす”二つの月”が巡ります。
ですが一年に三か月だけ、どちらの月も上らない「虚月」という、月の恵みが薄い時期があります。
見えないだけで、実際は黒い月が上っているのではないか……という説もあって、いかにも不吉な感じですね。

第一章はそんな「虚月」の季節、ディオンという街から始まります。
この街には大きな貿易港があるんですけれども、出港した船が次々に難破する――という奇妙な出来事が起こっていました。
これまでの十二の船が戻らず、十三番目の船はかろうじてディオンに帰港したものの、見るも無残な有様でした。(どう無残かは本編でご確認ください)
こうなれば誰もが出港を尻込みするところですが、十三番目の船の船長と親友だったブランガル船長が名乗りを挙げます。
いよっブランガル船長かっこいい!!

ブランガル船長は危険な船旅に出るにあたって、傭兵を募集するのですが、その他にも、それぞれ船に乗りたい事情を抱えて集まってきた旅の若者たちがいます。
それがESTASIAの主要キャラクター6人です。
(ひとりひとりの紹介はお二人のサイトにありますので、ここでは割愛させていただきます)


「6人も覚えられるかな?」と不安に駆られた方、心配ご無用です。
この6人がそれぞれ個性的でいきいきとしていて、すごく親しみが持てるんですね。
個性的というのは、いかにもフィクションらしい、記号的で濃い設定を与えられているという意味ではありません。
「長所も短所もひっくるめてとても丹念に活写されている」と言えばいいでしょうか。

これは同じ創作クラスタとしての個人的見解ですが、およそ作者というものは自分の生み出したキャラクターが好きですし、読者にも好きになってもらいたいと考えるものだと思います。
それゆえにどんな作者でも長所、カッコいい大活躍シーン、萌えどころなどは一生懸命書くものです。
反対に短所とか失敗する場面を書くのは、読者に「このキャラ嫌い」「感情移入できない(つまらない)」と思われるおそれがあって、心情的にも技術的にもとても難しいのです。

しかしながら、『ESTASIA』では6人のキャラクターが物語の中で、誰かしらその性格ゆえに失敗して窮地を招いたり、または思わぬ特技や行動によって死中に活を見出したりします。
正直、読んでるとき感情移入しすぎて「なんでそんなことするんだよ!」とか「なんでちゃんとやらないんだよ!」とか、わりと本気でキャラに対してムカつくときがあります(笑)(※褒めてます)
でもあるときはそのキャラが大活躍して皆助かったりもするんですね。
彼らの長所と短所が両輪となって、物語はどんどん面白い方向へ転がっていきます。
別の言い方をすると、6人もいるからこそ面白いお話になっているのです!
ほんと、みんな好きだ(*´ω`*)


魅力的なのは主要キャラだけではありません。
6人の行く手を阻む敵たち!!!!!
強くて怖くて謎めいていて、とりあえず勝てる気がしない!!!!!
第二章なんて、何回読んでもグズベリ様とロマに皆殺しにされる気がします(笑)
それに、第三章に登場する……おっと。


この文章を書いている第三章読了時点では、6人や敵たちの背景がふんわり見えそうでまだ見えてなくて、もうとにかく続きが気になるのであります(*´Д`)


勢いのままに駄文を書き連ねてふと我に返ります。(*_*)
私はこの文章を何のために書いているのか。

 >私は「ESTASIAの中で誰推し?」とか「好きなシーンどこ?」とかそういうお話ができる仲間がほしいので、

そうでした。それが目的でした(笑)
他人に聞く前にまず自分から言うべきですね!!

>「ESTASIAの中で誰推し?」

……悩ましい……。
昔の私は「ラプラ(`・ω・´)」と即答していました。
ラプラは6人の中でも年長で、旅慣れていて、穏やかで面倒見がよく(それゆえにシエリに振り回されたりして)、しかしながらその出自が現時点で一番謎めいているミステリアスなキャラクターです。
最初にESTASIAに出会ったときはまだ若く(それでもラプラぐらいの年でしたが)大人っぽいラプラがイチオシでした。
もちろん今でも大好きです。

しかし第三章まで読むとキルトがぐんぐん急上昇してきました。
年を取ったせいかもしれないですね。
愛想がいいとはいえず、ウォンとはすぐ喧嘩(殺し合い?)するし、未熟なところもあるけれど、病を抱えながらも誇り高く生きようとしているその健気さ……
そしてなにより不憫!(笑)第三章ラストの展開はもう最高です(笑)

これからのお話の展開によってまた変わっていくかもしれませんが、とりあえずこの二人がいま私の中で拮抗しています。


>「好きなシーンどこ?」

ネタバレになるので詳しく書きにくいのですが、一番好きなのは第二章でキルトが「戻る」ところ……(*´Д`)
あそこの葛藤はほんと愛しいです……。

それと第二章のグズベリ様は全体的に最高です! 台詞の一つ一つに戦慄します。


お読みになった方、作者さんはもちろん私にも好きなキャラとか場面とか教えてくださったら幸せ……(*´Д`)(笑)
感想文としても紹介文としてもヒドい文章でしたが、もしもひとりでも興味を持っていただけましたらさいわいです。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


・お二人のサイト


呉葉さんのTwitterはこちらです。

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2017'01'10(Tue)20:48 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲