Our York Bar

小田島静流『茨の聖女』先行レビュー

*文字リンクの先はそれぞれテキレボ5のwebカタログページです

前回に引き続き、サークルメンバーの役得で先行レビューです(*´ω`*)デヘヘ
「空想工房」主宰の小田島静流さん(seedsさん)の新刊2作『茨の聖女』『垂れ耳エルフと世界樹の街』を先に読ませていただきました。
(空想工房のお品書き画像はこちらです↓)
テキレボ5 空想工房おしながき


「テキレボ5では(会誌以外に)新刊を出すつもりはなかった」とおっしゃっていた(ですよね?)小田島さんですが、ひょんなことからこの2作が発行されることになりました! やったね!
小田島さんといえば真っ先に思い浮かぶのは超(!)長編ファンタジー「伝説の卵」シリーズ(「でんたま」)なのですが、今回の新刊は2作とも短編でお手頃価格なので、小田島作品の入門編としても最適です。

今回は『茨の聖女』を、ほんの少しではありますが紹介させていただきたいと思います。
続きからです。













まずは、webカタログからあらすじを引用してみますね。

 ありとあらゆる生物を引きずり込んで靄の化け物――瘴魔――に変えてしまう《瘴気の森》が大陸を飲み込み始めて一年。
 恐怖に怯える人々の希望は、瘴魔を滅する紋章を宿した《茨の聖女》――。
 強大な力を振るう代償とは……?
 そして聖女ミアと剣士リューグの運命やいかに……!


ここだけ読んでみるとどうですか。シリアスそうなお話に見えますよね?
ところが、webカタログを見てみると、その上部になんとも気になる言葉が!

 奇跡の新ジャンル「尻ファンタジー」爆誕!!

し、尻ファンタジー!? (゜゜;
なんというパワーワードでしょう。
ただのファンタジーじゃないんですよ。尻ファンタジーですよ。
(※なぜこんなジャンルが誕生したかは、あとがきに詳しく書いてあります)
この時点で興味を惹かれた方は、とりあえず買っちゃえばいいのです。
文庫40ページ200円! お財布にもお持ち帰りにも優しいご本です。悩むことはありません。
でもお話の内容が面白いので、もうちょっと紹介させていただきますね。

物語は深刻な状況から始まります。
主人公であり討伐隊の小隊長であるリューグは、瘴魔を砦へと誘導する作戦に参加しています。
とはいえ、瘴魔には実体がないため剣や弓矢といった物理攻撃は通用しません。しかも瘴魔に飲み込まれたものは、みな瘴魔と化してしまいます。
一年以上にわたる戦いの間に、実に大陸の半分が瘴気の森に飲まれてしまいました。
冒頭では、リューグたちの置かれた状況は絶望的に思えます。まさにシリアスで緊張感に満ちた幕開けです。

しかし彼らにはひとつの希望がありました。
それがタイトルにもなっている、聖なる紋章を宿した《茨の聖女》ミア、なのですが……。

ケツ論……じゃなかった結論から言いますと、シリアスというか尻アスでした。
いや、アスはないです。尻です。尻!
尻といっても下品さはまったくなく、むしろさわやかでちょっと胸キュンな愛らしい尻ファンタジーです。
冒頭のシリアスさが尻を際立たせています。
何を言っているんだ私は。

「尻ファンタジー」という文言の強烈さについ目が行ってしまいますが、最大の魅力はキャラクターだと思います。
小田島さんは短いお話の中でもいきいきとキャラを動かして、読者に「もっとこの人たちのお話が読みたい!」と思わせるのが本当にお上手で、私はすぐに「続きがほしいです!」と言ってしまうのですが、『茨の聖女』もまさにそういう作品でした。
お話としてはこの一冊できっちり完結してはいるのですが、この先のミアとリューグも見てみたいなーなんて思うのは、きっと私だけではないはずです。
だからみんなで『茨の聖女』を読んで、一緒に「続きが欲しいです!」の声を上げましょうね(笑)

4/1のテキレボ5、空想工房のスペースNo.は「C-20」です!
ぜひお立ち寄りください。

次回は『垂れ耳エルフと世界樹の街』をご紹介させていただきます。
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創作復活ちう。

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