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【読了報告】柊呉葉・炉端創静『ESTASIA』第4章「明日を紡ぐ記憶」
ンアア(*´Д`)読みました……!
長編の途中巻について感想を書くのは難しいですね。どう語ってもネタバレになってしまう……!
続きからどうぞ。ンアア(*´Д`)






第4章をCDのアルバムに喩えるなら、まさに「捨て曲無し」です。
(CDアルバムってもしかして過去の遺物なのだろうか、とドキドキしていますが他によい喩えがひらめかないので続けます)
「捨て曲」って分かりますでしょうか。曲間を繋ぐ都合で入れられたような曲や、なんだかパッとしない曲で、好きな曲だけ聴くタイプの人にはえてして飛ばされがちな曲。(私はそういう聴き方はしませんが)
アルバム全体を通して一つの作品と見れば、そういう曲が必要なこともありますし、「捨て曲」自体は決して悪い物ではないと私は思っています。
「捨て曲」を長編小説に置き換えると、場面場面のつなぎや説明的な部分によって生じる読んでいて退屈な箇所――別の言葉で言えば「中だるみ」に近いかなと思います。
しかし第4章はどこを開いても見どころ満載で、ずーっとずーっと面白かった! です!
もちろん第1章からずっと面白いんですが、今回は特にそう感じました。

もしかしてCDアルバムの喩えは要らなかったのでは? と気付いた顔( ゚Д゚)

まず、『ESTASIA』は各巻の舞台設定が最高オブ最高です!!!!!
第1章は船上、第2章は森、第3章は遺跡ときて、第4章は図書館。
6人はある目的のためにジュライ国の中央図書館を訪れるのですが、もちろんただの図書館なわけがありません。世界中の叡智が集結した魔法じかけの図書館は、複雑な迷宮のように入り組んでいて、そのどこかに居る大魔法師によってコントロールされているといいます。
ファンタジースキーのツボをくすぐるこの絶妙な舞台設定……!
時を同じくして、空には異変が起きていて……と、のっけからハイテンションです。

中央図書館で、彼らは思いがけずそれぞれの過去に向き合うことになります。
その向き合い方はさまざまです。自らの使命を悟り、やり残してきた大事を成すもの。慕わしい過去に再会し、それでも前を向く者。憎しみに深く囚われてしまう者……。
それに伴って、「全然仲良くならない」と謳われていた6人の関係も微妙に変化します。
第3章まで読んですっかり6人に親近感覚えまくりなわれわれ読者にとって、そこが一番の読みどころではないかと思います。
73ページの下段最後から2行目でちょっと涙が出ました。
(外だったのでどうにか我慢しましたが、家で読んでたらきっとガチ泣きしてました)
まさか、あのキャラがこんなことを言うなんて……(ノД`)・゜・。

そして第4章で登場する新キャラもまたすごく魅力的なんですよ……
キャラデザを……キャラデザをください……(*´Д`)ンアア

どんどん面白くなっていく『ESTASIA』ですが、もう一つの見どころは、何と言っても創静さんによる表紙です。
(なんとアナログで描かれた油彩画なのです!)
こちらも海と船→森と馬車→遺跡→そして図書館と、巻を追うごとにファンタジックでユニークなものになっています。
本編はもとより、どんな表紙になるのか毎回とても楽しみにしています。
全部で8巻の予定とお聞きしているので、そろそろ折り返し地点なのでしょうか。
第5章以降にもますます期待せざるを得ません!

~追伸~
キルト……キルトが心配すぎて……がんばれキルト(ノД`)・゜・。

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2017'04'07(Fri)23:42 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲