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【読了報告】孤伏澤つたゐ『瀞』
※Twitterからの転載です


たぶんごく個人的な感じ方でしょうが、私にはこの三篇は壮大な片想いの物語のように思えました。
特に「らくだ」「ローレライ」の、叶うこともないし叶えたいとも願われず自覚すらされないような。
それを外から見つめる読者として切なさを感じます。
つたゐさんの御本を拝読するのは『Last Odyssey』に続いて二冊目ですが、今回もすごく丹念に選び抜かれた言葉で紡がれていて、それが毒のようにも薬のようにも、じわじわと心に沁み込んでいくようでした。頭ではなく、心に。
2018'07'27(Fri)17:14 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲
【読了報告】孤伏澤つたゐ『Last Odyssey』
※Twitterからの転載です




2018'07'27(Fri)17:11 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲
【読了報告】清森夏子『還る ―伊豆小説作品集1―』
※Twitterからの転載です

清森さんの故郷である伊豆や、東京から静マルに行く途中に新幹線でも通る静岡県の東側が舞台の短編集です。
「四十九日」「少女神の笑み給へる村」のようなしっかり・しっとりとしたお話から、「二〇〇四年夏の青春」「台風二三号」のような陽気なお話まで、硬軟自在で多彩な作風を楽しみました。
そのいずれからも郷土愛が感じられて、心温まる思いがします。
(方言っていいですよね……)
男の子がみなひたむきで一途でカッコよくて可愛いですし、清森さんがお好きとおっしゃっている双子のお話(「還る」)も読めて、「伊豆」という題材の中にも清森さんの個性というか持ち味がいっぱい詰まっている作品集でした。
個人的には「四十九日」が、(以前にもお伝えしましたが)しっとりした良質な邦画の雰囲気がして一番好きです。
伊豆で文学といえば、『伊豆の踊子』『金色夜叉』、そしてこれからは清森さんの作品も併せて思い出すでしょう。
ぜひ一度は行ってみたいです。
2018'07'27(Fri)16:47 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲
【読了報告】まるた曜子『僕の真摯な魔女』
※Twitterからの転載です

すごい愛の形!
「魔女」と、彼女を取り巻く人がみんな素敵でした。
運命は残酷でも、それでも繋がることで幸せにもなり得るのが人間のすごいところ。
前向きで懐が深くて、かっこいい委員長の「なんでだ」がかわいすぎでした。

2018'07'27(Fri)16:42 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲
【読了報告】らし『ハミングバード』
※Twitterからの転載(ちょっと修正)です

巨人に憧れるハチドリのお話が、折り畳まれた一枚の紙に書かれていて、読むほどに紙を開いて大きくなっていく仕組みにわくわくしました。
(イラストがまた素敵なんだ……!)
物語はメルヘンチックながらも切なく、自分に無いものに焦がれるハチドリや、大切なものを失ったと気づいてしまったときの巨人の心情がぎゅっと詰まっていて密度が高かったです。
ハチドリにとって歌とは何だったのかが結末に示されますが、こういうものを自分の中にもっている人(鳥だけど)は幸せですね。とても素敵な物語でした……!
2018'07'27(Fri)16:37 [ 同人誌の感想 ] . . TOP ▲